FE風花雪月に「3すくみ」を本格導入するとどうなるか

こんにちは、Spica(@spicaundrei)です。
Peingで質問箱もやってます。

FE風花雪月では影が薄くなりましたが、過去作では頻繁に登場していた「3すくみ」に関する記事です。

FE風花雪月での3すくみシステム

  • 基本的にはない。
  • 「剣殺し」などのスキルによって、擬似的に3すくみっぽくなる。
  • ルナティックだと多くの敵兵が「○殺し+」を装備。しかし兵種によっては付いてないことも。
  • 「○殺し」で命中回避+20。「○殺し+」だと+30。

敵将級のユニットは難易度に関わらず「○殺し」を持ってたりしますが、基本的には「ノーマル/ハードなら3すくみ無し」と言えるでしょう。

評価点

どの武器で戦うかを選びやすくなり、育成の自由度UPにつながる。

各人の得意技能をそのまま生かすことができる。お気に入りのユニットの得意技能でそのまま戦いやすい。

・全ユニットが全技能を上げられる
・どの兵種でも全武器を使える(魔法,格闘除く)

ルナティックだとさすがに厳しくなるものの、不可能ではない。

問題点

特定の武器種による戦法に依存できてしまう。


敵兵が「弓殺し」を持っていることはまずないので、ハンターボレーで一方的に即殺できる。

魔法
魔法は命中が安定しやすく、回避がちょっと高い相手でも楽にダメージを与えることができる。
「魔殺し」をグラップラーが持っているが、-20くらいならどうとでもなる。

格闘
「格闘殺し」で回避を下げられる……なんてことはないので、回避特化ユニットが格闘使いならほぼ無敵と言って良い。

 

もしこれらの武器種がFEif(※)のように3すくみに組み込まれていたら、少し使いにくくなったことは間違いないかと。

※FEifの3すくみ

  • 剣&魔法:赤
  • 槍&暗器:青
  • 斧&弓:緑

それぞれ「赤→緑→青→赤」で有利。FEifには3すくみをひっくり返す「逆刀」などの武器も存在し、その分だけ戦い方が増えます。

ノーマル,ハードに限っていえば、「回避ファルコンに槍装備」で何とかなったりもします。ルナだとウォーリアーなどの斧兵が脅威になるので別ですが。

ルナでも弓格闘魔法は3すくみの範疇外なので、変わらず便利。スナイパーとかが強いのはそのためです。

風花雪月に3すくみを取り入れた場合

FEifのスタイルを踏襲します。暗器は無いので、代わりに格闘を青枠へ。

「剣魔法→斧弓→槍格闘→剣魔法」という関係になりますね。

①剣・魔法

まず剣士。ウォーリアーやドラゴンを捌きやすい一方、ペガサス・パラディン系に弱い。

スナイパーやボウナイトに対しても3すくみ有利を取れますが、弓兵は「近距離反撃」を持っていない限り射程1でボコれるので、剣士優位な点で同じ。敵フェイズでの回避は楽になりますね。

vsペガサスが不利なのはもともとそうなので、相手にしないのが懸命。

しかし勇者は剣・斧の両方を得意技能として持っており、このシステム下であれば光るかもしれません。同様にアサシンも弓で3すくみカバーできますね。

 

魔法の場合、vsペガサスが一気に不利になります。耐魔が高いだけならまだしも、命中面まで下げられてしまうとかなり厳しい。

vsパラディンについても同様で、リシテアのダークスパイクΤで一撃……なんてのが不可能になるかもしれません。

グラップラーは耐魔が物凄く低い一方で、魔殺し持ちなので相性はイーブン。しかし3すくみを導入すると命中ダダ下がりで魔法不利になるでしょう。

FEifでは魔法がやや不遇だった(気がする)ので、それと同じシステムで3すくみを導入するとやはり魔法不利になってしまうのでしょうか。

②槍・格闘

パラディンの地位が向上します。ソードマスターやアサシンといったスピード剣士は回避がやたらと高いですが、3すくみで有利を取れる槍兵なら幾分マシになる。

斧兵はもともと相手しにくいので除外。スナイパーを狩りにくくなるのが弱点でしょうか。

このシステムで行くなら、槍聖やハルバーディアといった「槍歩兵の上級職」が欲しいところです。

 

格闘は「魔殺し」を使えましたが、vs魔道士での優位さに拍車が掛かります。

射程1での戦闘を強いられることから反撃はできませんが、回避面は強い。しかし魔法受けはペガサス系でも何とかなるかもしれない。

バトルモンク/バトルシスターで「格闘回避+20」を習得すれば回避マンとして優秀ですが、vs斧・弓兵に対しては別の作戦を検討する必要があるかと。特にスナイパーは命中が高いので。

③斧・弓

槍使いは騎馬/飛行ともに機動力が高く、それを狩れる存在は大切です。

FEifの重装兵種(ジェネラル)は槍でしたが、風花雪月のフォートレスは斧メイン。vsペガサス系には良相性です。

もともと斧兵はvs剣士/魔道士ともにBadなので、この関係は変わらないでしょう。

重装兵がvs剣士で3すくみ不利になってしまいますが、防御面を考えればまぁ問題ないのかもしれません。パラディンとかの防御値だとさすがに不安ですし。

 

弓は飛行キラーとして優秀ですが、剣士・魔道士を狩りにくくなるのであればその圧倒的地位が揺らぎます。

vsアサシンなどでハンターボレーの精度が安定せず、魔道士の射程外から囲いの矢(主にベルナデッタ)を当て続けるのもちょっと不安。

弓が万能ウエポンでなくなり、その分だけ青枠(槍・格闘)の活躍機会が増えるでしょう。

ユニット性能の変化

・主人公
剣オンリーだと槍格闘に不利。
しかし弓や斧を鍛えることで対処可能になるかもしれません。
剣+格闘という回避向けの武器を得意技能に持っており、この2つを使い回すことで回避ユニットとしては依然活躍できるはず。

・3級長
性能低下が著しいのはクロード。
エーデルガルトはvs騎馬・ペガサスの処理力がUP。
ディミトリは剣と槍のどちらをメインに使うかで変わってくるでしょう。

・リシテアなど魔法エース
3すくみ青が相手だと少し心配ですが、それ以外なら問題なし。
魔道士が相手しにくいのは飛行/騎馬/格闘ということになるので、彼らを止めやすい重装兵の必要性が増します。

・飛行エース
回避値を安定させるのであれば、「敵兵に応じて武器種を変える」みたいな工夫が必要になるでしょう。
イングリットであれば剣と槍、ペトラなら剣と斧……など。
もし兵種毎に武器種固定(ファルコンは槍のみ、など)なら、単体で全敵兵を止めるのは困難。

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