こんにちは、Spica(@spicaundrei)です。
Peingで質問箱もやってます。
風花雪月のストーリー(全ルート)については別の記事で触れたので、今回は戦闘システムについて感想を書いていきます。
全体の難易度について
「引継ぎなし」でのプレイに限定して書きます。
ノーマル:ちょろい
難易度ノーマルには「行動力消費0のフリー出撃マップ」がありますが、これを使わなくてもだいぶ簡単です。
味方が強くなりすぎるというより、敵が弱い。さすがに指示「おまかせ」依存で全クリアできるわけではないですが(それだったら問題)、ある程度脳筋プレイでも突破できます。
とはいえ「初めてFEをプレイする」ならノーマルがちょうど良いと思われます。過去作経験者はハードから入っても良いでしょう。
味方のレベルがよく上がり、敵兵の能力値もかなり低い。そのため計略・技能など細かい要素の理解がおざなりになってしまう傾向にあります。戦闘システムをしっかり理解する上ではハード推奨です。
ハード:良好(システム理解が前提)
初見をノーマルで遊んでみて、「なにこれヌルゲーじゃん」と感じた人も多いかもしれません。
数十時間くらいプレイして戦闘システムのことがだいたいわかってくると、ハードでも通用します。
言い換えると、何も分かっていないサッパリな状態でハードに挑むと苦戦必至です。EP2の赤き谷あたりで誰かしら死ぬでしょう。
FE過去作を遊んだことのある人であれば、初見ハードも難なく突破できたかも。FEデビューの人だと、ハードはかなり苦戦したんじゃないだろうか。
難易度ノーマルをプレイした上でハードに戻ると、ちょうどいいゲームバランスになります。超悩みながら攻略というほどでもないし、思考停止プレイで爆進OKというわけにもいかない。「ほど良く悩み、ほど良くサクサク」な難易度でした。
ただしこれはあくまでも「スキル・騎士団・計略などのシステムを理解している」という前提です。計略の使い方が分かってくるとハードで上手く戦えるようになります。指揮Lvの重要性に気がつくと楽。
ルナティック:リトライ前提
「ノーマル⇆ハードの難度差」を1とすれば、「ハード⇆ルナティック」は3くらいあります。敵の能力値がイカれまくっていてとにかく難しい。
攻守が高いってだけならまだ良かったのですが、攻速回避が大幅UP・嫌なスキルも追加されているので手強いです。ルナティック攻略の記事で何度も書いてますが、増援が即行動してきます。ファルコンが急に出てきて味方2,3人殺していくなんてこともザラ。
増援が出てくるタイミングと能力値を把握するため、何回かリセット・やり直しすることは珍しくありません。(捨てプレイと言えなくもない)
初見だと敵の能力値やユニット配置をザッと見て「は? こんなの無理ゲーでしょ」と感じがちですが、試行錯誤を重ねればきちんとクリアできるという…。
ある意味、物凄いバランスで難易度調整されてるなーと感じました。ゲームシステムを深く理解していないと厳しいでしょう。
各ルート難易度(ノーマル・ハード)
難しい順に、銀雪>紅花>翠風>蒼月。人によっては翠風と蒼月が入れ替わるかもしれません。
発売当初は「紅花が最難関」と思ってましたが、アップデートを経て少しかんたんになりました。
①銀雪の章
ストーリー的には金鹿とかなり似ているものの、戦力面で言うと大きな違いが出ます。理由はシンプルで、級長がいないから。
第二部における級長は専用兵種のおかげで超活躍してくれます。その級長がいないのであれば難しくて当たり前。
「最終決戦だけ」の難易度で言えば、金鹿よりは簡単かもしれません。でもやっぱり級長がいないことによる戦力変動は大きい。
途中の攻略難易度も含めて考えれば「銀雪>>翠風」は揺るがないでしょう。
紅花専用ユニットであるエーデルガルトとヒューベルトはどちらも優秀です。この2人が外れた状態の自軍でストーリークリアするというのも、難易度を上げてるポイントかと。
②紅花の章
教団に喧嘩を売るシナリオなので、フレン・セテス・カトリーヌ・ツィリルが使えません。フレンはEP12で自動離脱。
ノーマル・ハードに限って言えば、紅花は戦闘マップの難易度がやや高め。黒鷲学級は耐久に難のあるユニットが多く、システムに慣れていないうちは戦闘で苦労すると思われます。
Ver1.1.0のアップデートでイエリッツァが追加され、だいぶ攻略しやすくなりました。
煤闇アップデートで加わったユーリスやコンスタンツェなどを使うこともできるので、今となっては銀雪よりイージーかと。
③翠風の章
クロードとリシテアが特に強力、マップ難度も低めです。
金鹿ユニットの外伝で得られる騎士団が強力で、結果として攻略難度を下げています。
私がいちばん最初にプレイしたルートが金鹿でした。シナリオ的にもまとまってるので、「1ルートだけ遊ぶならどれが良い?」と聞かれたら金鹿を推します。
④蒼月の章
青獅子は近接戦闘に優れた生徒が多いです。
一方で魔法役はアネット・メルセデスと少なめですが、強制加入のフレンを使ったりしていけば問題なし。正面からのぶつかり合いになると強いので初心者でも攻略しやすいルートかと思われます。
しかしルナティックだと世界が変わります。
各ルートでの難易度(ルナティックVer.)
ルナティックだと難しい順に「蒼月>銀雪>紅花>翠風」です。
①蒼月ルナ
第二部後半の難易度が他ルートの比ではありません。引継ぎありならともかく「初見なしルナ」だと苦戦を強いられるでしょう。前半の難しさはそれほど変わりませんが、EP19〜22(終章)にかけて難マップ続き。敵軍の物量と攻撃力がえげつないことになっています。
最難関ルートに変貌した理由として「物理性能によるゴリ押しが不可能」が挙げられます。シンプルな殴り合いで突破できるハードは快適ですが、1対1で確実に押し負けるルナティックでは厳しい。
ルナティック攻略で最初に青獅子を選ぶのはあまりお勧めしません。
②銀雪ルナ
銀雪に限った話ではありませんが、生徒たちの育成をサボっているとEP13追討戦で詰む恐れがあります。
エーデルガルト・ヒューベルト・イエリッツァがいないので紅花よりも難しい。エル+ヒューが抜けることを前提に自軍育成を進めていきましょう。
マップ難度だけ見れば蒼月・紅花のほうが上です。ユニット戦力的に「やや難しめ」って感じです。
③紅花ルナ
「イエリッツァが追加される前」だと順位は上がります。どれくらい難しいか知りたいのなら、イエリッツァ禁止でプレイしてみると分かるはず。
飛行兵を用意していないとEP14デアドラはかなり難しい。EP15・17・18もそこそこ手強いですが、青獅子ほどではありません。
④翠風ルナ
ルナティックデビューにお勧め。私が最初に挑んだのも金鹿ルナでした。
金鹿学級の特徴として「ルナティックの環境下で強みを発揮しやすい生徒が多い」点が挙げられます。
クロード・イグナーツ・レオニー・リシテアが特に優秀で、それ以外の4人もきっちり役割を与えれば活躍。特にクロードの強さは異常です。
「ルナティックってどんな感じなのかな〜」を把握する上で金鹿ルートはベストな選択かと思われます。
煤闇の章
煤闇ハードは「本編ハードとルナティックの中間」って感じです。
ルナティックを全ルートでクリアしていたので「余裕でしょ!」と飛び込んで行きましたが、随所で長考しました。煤闇には煤闇の難しさがある。
資金繰りが厳しいので、if暗夜みたいなのが好きな人はハードでぜひ。様子見しようかな……って人は、ノーマルがお勧めです。