【体験版の感想】風花雪月ファン向けのゲームだが風花雪月とは別物

こんにちは、Spica(@spicaundrei)です。
Peingで質問箱もやってます。

FE無双風花雪月の体験版をプレイしました。(ほぼ同時期にモンハンサンブレイクの体験版も来てしまい、そっちに時間を割きがちなので金鹿ルートはまだです)

総合的な評価を先に書くと、「神ゲー確定」とまでは思わないが、「微妙。あり得ない」というわけでもない。風花雪月をプレイした人ならある程度楽しめるゲームだろうな〜という感じです。

ひとまず体験版をプレイしてみて感じたことを書いていきます。

良かった点

・風花雪月で影が薄かったキャラクターが固有グラで登場する
・風花雪月のキャラクターたちを操作できる
・スキルや3すくみなど、システムの落とし込みが◎
・自由な育成ができる(らしい)

キャラクター面

風花雪月に登場していた生徒たちはしっかり登場。マヌエラ先生など教団関係者も出てきてくれていました。

これについては半ば当然っぽい雰囲気もあったため置いておくとして、驚いたのは風花雪月で未登場だったキャラクターたちです。

まさかね、ヘヴリング伯クラスまで出てくるだなんて思わなかったですよ、と。発表済みのトレーラーにベルグリーズ伯やホルスト卿っぽい人物は出ていましたが、ヘヴリング伯やヴァーリ伯は予想外だった。

風花雪月で名前だけの登場に終わっていたキャラクターが固有グラで出てきているので、世界観が好きだった風花雪月ファンであれば楽しめる理由の1つになると思います。

特に、モニカは良いキャラクターだと思います。(ぶっちゃけ彼女が一番のモチベーションになりつつある)

風花雪月のシステムの落とし込み

これについては前作FE無双もなかなか良かったのですが、無双風花雪月では更に洗練されていると感じました。

・各スキル区分
・戦技/魔法
・技能/兵種
・支援要素

前作の難点であった「ユニットごとの武器種が固定」という点が克服されており、攻略の自由度は高いと思われます。

正直、スキル関連のシステムはやや複雑でもある(これについては後述)のですが、やり込みという点で見れば評価点になるでしょう。

悪い点・気になった点

・戦闘の爽快さはダウン?
・フルボイスではない
・自軍ユニットの掛け合いの種類が少ない
・士官学校編9割以上カット
・シェズ関連、およびストーリーの導入部分について

個別に解説します。

戦闘は前作よりも取っ付きにくい?

製品版でどうなっているかは分かりませんが、体験版をプレイする限り、そこまでの爽快さは感じませんでした。

「取っ付きやすさ」「シンプルさ」でいえば前作FE無双の方が私は良かったと感じます。戦闘関連のシステムが比較的単純な分、覚えることも少ないのでサクサク行きやすい。

戦争編の冒頭から大量のユニットを使えるようになるのも、「なんか一気にやること増えて混乱する」と感じさせる要因かもしれません。まぁ各学級ごとに8人の生徒が存在する以上、これは仕方ないことなのですが……。

スキル・騎士団関連のシステムを追究できるようになれば面白さも倍増するでしょう。体験版だとそこまで行き着かない。

非フルボイス

拠点での会話がフルボイスではありません。それ以外の会話シーンはしっかりボイス付きになっているのに……何があったのか。

風花雪月では各EPでの拠点会話も楽しみの1つでしたが、それをボイス付きで楽しめないのは残念。

掛け合いの種類が少ない

黒鷲ルートだけざっと試してみたのですが、無双奥義・副官ON/OFF時……など、特定のユニット間での掛け合いの種類が少ないように感じました。

エーデルガルト⇆ヒューベルト、ドロテア⇆マヌエラなどはさすがにあるものの、自軍全体を見ると組み合わせ数がそこまで多くない。

まぁ、級長や従者ポジションのキャラ以外は「一般ユニット」的な扱いも風花雪月ではあったため、止むを得ない部分でもあるのですが……

支援レベルを上げると専用掛け合いも解放される、とかだと良いですね。

士官学校編9割以上カット

「風花雪月は戦争編が本番」というのは否定しませんが、それは士官学校編があったからこそだと思っています。

主人公が生徒たちと関係を深め、徐々に戦乱への不穏な空気が近づき、満を持して戦争編に突入。各ユニットへの愛着も高いレベルになったからこそ、戦争編での命のやり取りがよりシリアスに思える……という感じです。

主人公(シェズ)が級友と仲を深めるまでの過程が大部分省略されているので、戦争編が始まって「共に戦おう」的な雰囲気を出されても、プレイヤー側としては「君たち、いつそんなに仲良くなったの?」という印象を抱きました。

しかし、当然これについてはフォローすべき点もあります。風花雪月を無双Ver.で作るなら早々に戦争編を始めるほかないので、士官学校編をカットするのは妥当といえば妥当でしょう。

ネット上の意見を見た上で感じるのは、おそらく私は「風花雪月」での経験をかなり強く重視してしまっているのかなと。

「生徒たちをアクションゲーで操作できる!最高」という意見も勿論あるわけですから、だいぶ私の主観が入った評価であることは否めません。

ストーリーの導入部分

無双風花雪月のストーリーの導入は「シェズが級長たちと共闘→アロイスたちに止められる→ガルグ=マクへ」という流れ。

私は風花雪月原理主義者(たぶん、そういう傾向があるんだと思う)なので、この導入部を踏まえての感想は、「それ先生で良くね?」というもの。

体験版をやった限りだと、主人公にシェズを持ってくる必要性がまだ分からない。”灰色の悪魔”として登場した先生は普通に喋っていたので、無双においても主人公にできたはずです。

「ベレト/ベレスをまた主人公にすると、風花雪月のコピーっぽくなりやすい」的な懸念があったのかもですが、無双風花雪月では全くのオリジナル(if)ストーリーが展開されているので、先生を主人公として続投させても特に問題ないような感も受けます。

そもそもifストーリーを作る時点でもはや(設定を崩さない限り)何でもありなので、無双主人公となった先生にもいろいろな活躍の路線はあったことでしょう。

……まぁこれについても、私が先生にめちゃくちゃ愛着を持っているがゆえの意見であり、「敵として先生が出てくるなんて新鮮!」という感想があるのも分かります。

「先生と生徒たちの交流・関係性」で風花雪月が凄く楽しかったのに、何かいきなりシェズが出てきて、先生と遜色ないレベルで仲良くなっている。

↑これについてモヤモヤ感を抱いている、というのが現状です。

総評

悪い点・気になる点については主観要素が多くなり過ぎてしまったので、なるべく客観的に総評を書きます。

<無双風花雪月がおすすめな人>
・風花雪月の世界観が好き
・特定の推しキャラがいる(特に生徒たちの中に)
・風花雪月で名前のみの登場だったキャラが気になる
・シェズの見た目が好き
・無双アクションに慣れている

あたりかな、と。

特に重要なのは最後の「無双アクションに慣れている」かな、と。

風花雪月は面白かったけど無双を触ってみて「ちょっと合わない……」と感じる人はいると思うのです(多数派ではないにせよ、一定数はいるかと)。FEと無双は元々のゲームシステムがかなり異なるわけですから。

無双オリジナルのストーリーは私もかなり気になっており、全ルート1周ずつは最低限やる予定です。

ただ、戦闘や育成を追究するかどうかは……微妙。モンハンサンブレイクが6/30から始まるので、その息抜きくらいになってしまうかも?(実際今もサンブレイク体験版に夢中ですし……)

FE無双風花雪月タイトル
最新情報をチェックしよう!