吃音持ちだと、電話はかなり苦痛です【トラウマ】

日経電子版を徘徊していたら、こんなニュースが目に入ってきました。

メールやSNS(交流サイト)の普及で電話離れが進むなか、若手社員に仕事上の電話応対を指導する動きが広がってきた。検定を活用したり、電話技能を人事考課に反映させたり。ケータイ世代が持ちがちな苦手意識の払拭が狙いだ。

「電話は苦手」なSNS世代 企業がイチから指導 (日本経済新聞)

メッセージを用いてのやりとりがすっかり定着している今、日常生活で敢えて電話を使おうという機会はめっきり減りましたね。

そのためか、入社してから新入社員に電話のイロハを叩き込む企業も増えているようです。

この、「就職してからの電話応対」が僕は怖くて仕方ない。というのも、僕が軽度の吃音持ちだからです。

吃音と電話っていうのは最悪の組み合わせだと個人的に思ってまして、これまでの人生を振り返っても、電話恐怖症のために色々な苦労をしてきました。

過去をちょっと思い出しながら、吃音持ちが電話で苦労したエピソードについて書いていこうと思います。

①就職活動

記憶に新しい就職活動。

就活において電話を使う機会はたくさんあるので、電話恐怖症だとかなり苦労します。

事務的な連絡で済むだけならまだ楽なのですが、就活の電話で辛いのは、「電話応対で失敗すると採用にも影響するんじゃないか……?」と考えてしまうことです。

先方がそこまで意識していない可能性もありますが、吃音持ちの僕はどうしても「電話で失敗したらどうしよう」とネガティブの方向にいつも思考が傾いてしまっていました。

電話を受け取る側なら精神的に幾分マシなのですが、就活ってこちらから電話を掛ける機会もたくさんあるんですよね……。

こちらから電話をかけなくちゃいけない時はいつも、緊張を和らげるために前もって数分間深呼吸していました。それ以外にも、話す内容を5回に渡って確認したり、話す流れを頭の中で繰り返しシミュレーションしたり……。

「そこまでする必要あるの?」と思った方もいるかもしれませんが、これだけ準備しても実際に電話をかけると緊張しまくりで、流暢に話せないこともしばしばありました。

関連記事:就活に不安がある人ほど、準備を急ごう。

②病院の予約

これは今でもありますね。

視力検査を受けたいので眼科の予約をしようとしても、電話を恐れるあまり、「また今度でいいかな……」という逃げに走ってしまったことが何度もありました。

直近の例でいえば、健康診断ですね。内定先に提出する書類で、雇入時の健康診断書っていうのがあるので、病院を予約することにしたんですよ。

電話に慣れてる人なら、特に躊躇することなくサクッと済ませるのでしょう。でも僕の場合は、

「電話すると決断→話すことを書き出す→頭の中でシミュレーション→精神統一→誰もいないところに行く→いざ電話」

というプロセスを踏んでやっと予約できました。時間かかりすぎですね。

ネットで予約を受け付けてくれる病院も最近では増えてきているようですが、僕の近所では無いのが残念。

③飲食店の飲み会・宅配の予約

ゼミの懇親会とかで居酒屋の予約をする機会があって、その度に憂鬱な気分になってました。

新卒で就職した後もそういう場面に出くわすと思うと、今から不安でしかありません。

ただ救いもあリまして、最近の飲食店はネットで簡単に予約ができることも多いんですよね。

居酒屋系以外にも、ピザーラとかマックデリバリーも、ネットからの注文が可能になっています。吃音持ちにとってはこれがとても嬉しい。

いちいち電話応対するよりも、ネットでチャチャっと済ませちゃう方が客・店の双方にとって楽でいいと思うんですがねぇ。

④小学校の連絡網

トラウマ度で言うとこれがナンバーワンかもしれない、小学校の学級連絡網。

小学校(たぶん、中学校でもあった)の連絡網って、今では廃止しているところが多いらしいですね。

個人情報の点から宜しくないという意見で廃止になったのか、それとも固定電話を持たない家庭が増えてきたからなくなったのか。まぁどっちでもいいですが。

小学校高学年のとき、連絡網を回す為に自分から電話をかけたのですが、相手の家のお母さんになかなか自分の言葉が伝わらなかったんですよね。

何度も何度も「はい?」って聞き返されてしまって……。焦りがどんどん大きくなっていきました。

結果的には、どうにか要件を伝えることができたので良かったですが……もう一度やれと言われたら間違いなくやりたくないですね。

60分漢字の書き取りをしている方が何倍もマシだと思う。

そう考えると、メッセージアプリが普及した今の方が生きやすい世の中と言えるのかもしれませんね。

少なくとも、吃音持ちにとっては昔よりも今の方が快適になっていると思います。

電話なんて大嫌いだ

気心の知れた友人や家族相手なら電話でも緊張はしませんが、それ以外のケースだととにかく電話はしたくありません。

これは、吃音で失敗したくないという感情が根底にあります。

あと、吃音云々に関わらず、「電話が時間を奪うツールだから」というのも僕が電話嫌いの理由の1つです。

何か他の作業をしているときであっても、電話が来たらすぐそれに対応しないといけない。これが本当に嫌だった。

就活中なんて、いつ連絡の電話が来るかわからなかったので戦々恐々でしたよ。

いっそ、「弊社の採用活動に関わる連絡は全てLINEで行います」としてくれた方が「この企業最高だな!」と思えます。

本当に、少しでも電話嫌いを克服できたら楽なんですがね……。

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