ライズとストーリーズ2から考えるカプコンの思惑

こんにちは、Spica(@spicaundrei)です。
Peingで質問箱もやってます。

3月末にMHRiseが発売して数度のアップデート。そして7月にストーリーズ2(ST2)発売予定。

Riseは良作なのですがアップデート関連で微妙な点が多く、これが不満の種となっているように思います。

この3ヶ月間でなんとなく感じたことを記事にしました。

私のスタンス

  • Riseを発売日からプレイ中
  • ST2は体験版を少しプレイ。面白いとは思うが、現時点では買う予定はない(今後次第)
  • 双方の作品をdisりたいわけではなく、むしろ評価している。しかしカプコンの戦略に不満がある

カプコンはST2を売りたい

もし「ST2→Rise」の順に発売されていた場合、ST2を買ってくれる人はそんなにいないでしょう。「Rise発売まで待つか…」と考えるはず。

前作のST1も良作だったそうですが、知名度的にはメインシリーズと比べて今ひとつ。

ST2を買って欲しいからこそ「Rise→ST2」にしたのでしょう。Rise発売から数ヶ月間はモンハンブームが濃いですし、その直後にST2を出せば注目を集めるには充分。

一部で「STなんていらない。メインシリーズだけ出せ」という声もあるようですが、私はSTは必要な存在だと思っています。(私自身がプレイするかどうかは別として)

そもそもST1が生まれたこと自体、公式が「今後のモンハン、メインシリーズ一辺倒はまずいかも」と考えたからだと思うんですよね。

モンハンRPG路線を開拓するための試験作としてST1が生まれ、なかなか好評だった。だから続編としてST2を作り、もっと売ろうと考えた。妥当な選択です。

Riseに飽きたところを狙ってST2投下?

Riseは5月末のVer.3.0アップデートで一段落ついた感があります。

それ以降のアップデート(6月〜8月)は追加モンスター等なく、控えめ・小出しな要素ばかり。「ライズ 飽きた」という声が出てしまうのも仕方ありません。

通常なら飽きられないように追加コンテンツを出していくべきなのでしょうが、7〜8月中に目玉アップデートは無し。カプコン側が「Rise飽きた。しょうがないからST2やるか」を狙っているように感じます。

ただ、戦略的に見ればこれは正しいのかもしれません。もしRiseがエンドコンテンツ充分・やり込み要素大量!だったら、Riseをやっている人がST2に興味を示すことは少ないでしょう。

  • ST1が楽しかった人はST2を買う
  • Riseに熱中している人はST2を買わない
  • Riseに飽きた人はST2を買うかもしれない

ってことです。

ライズVer.1.0〜3.0での違和感

Riseのアップデートは、ST2発売に向けて意図的に分割したような気がしてなりません。

Ver.2.0〜3.0で追加されたモンスター(ドス古龍・バゼル・ヌシ3種・真ラスボス・赫耀バルク)ですが、これは製品版に入っていて然るべきだと思いました。

特に発売当初(Ver.1.0)の状況は酷かった。

  • 古龍種が2体しかいない
  • HRは7でストップ
  • 多くの武器の強化先が「?」で隠されている
  • 重ね着(ほぼ)なし
  • ストーリークリアに至らない

モンスターや武具のバリエーションは、Ver.3.0になってようやく「まぁこんなもんだよね」という感があります。Ver.1.0はスカスカ過ぎた。

ST2の発売まで遊んでもらうためにアップデートを分割したのでは?と勘繰られても無理はないような気が……。

「Riseが薄いのは新型コロナのせい」ではなかった?

Riseのボリュームが少ないと感じ始めた頃、私は「新型コロナもあったわけだし、その影響じゃない?」と心の中でフォローしていました。

……が。
ST2の詳細情報はめっちゃ充実してましたね。

MHST2

発売前の情報公開で10月までのアップデート内容が明記(しかも殆どのフェーズで追加モンス有り)。公式サイトではクリア後のやり込み要素・エンドコンテンツも示唆されています。

どちらも同時期に開発を進めていたはずなのに、現状のRiseは薄い。一方でST2は要素たっぷり。この盛り込み具合を見ると、「Riseが薄いのって意図的なんじゃ…」と疑ってしまいます。

邪推をより強めていくと、

  • 注目度が薄いST2をたくさん売りたい→開発リソース大
  • Riseはどうせ売れるだろ→開発リソース小(実際めっちゃ売れた)

みたいな?

良作ではあるけれど…

Riseは色々言われているけど良作ラインには入っていると思います。そしてST2も体験版を見る限り普通に面白いゲーム。

両方とも面白い(or面白そう)。なら何が問題なのか?

それは、メインシリーズファンが圧倒的に多いにも関わらず、RiseをST2の前座っぽくしてしまったことでしょう。

7月4日現在、公式Twitterのフォロワー数はRiseが60万人、ST2が約10万人。発売済・発売前のソフトを同列に見るのは無理があるかもですが、6倍の差は圧倒的すぎる。人気度でいえばRise>>>ST2なのは明白です。

ST2が発売後のクチコミ・高評価でめっちゃ売れる可能性もあるけれど、売上本数はだいたいフォロワーの比率に収束するんじゃないでしょうか。

そもそも少しでもST2に関心がある人なら、現時点でフォローしてるのが自然だろうし。

Riseの今後について

現時点でのモンハン公式はST2一色であり、Riseの存在感はかなり薄め。9月以降のRiseアップデートを期待する人も多いけれど、厳しいかもしれない。(私も期待はしていますが…)

ただ……カプコンの狙いは「ST2を売ること」なので、ST2のピークである数ヶ月が過ぎればまたRiseブームになるかもしれません。

というのも「9,10月が終わっても何もなし」ならモンハンシリーズ全体が影薄くなってしまうから。

RiseのG級・マスターランクVer.の発売は確実に「ある」でしょう。それもSwitchで。

Switchソフトは”良作なら間違いなく売れる”市場なので、このビッグオーシャンをカプコンが捨てるとは思えない。実際Riseはめっちゃ売れたし、G級Ver.を出せばまたそれなりに売れる。この機会を逃しはしないはず。

公式Twitterを見ていて感じたこと

公式ツイートのリプ欄をよく見るのですが、最近は「Rise追加モンスターは?」「Riseのアプデ情報まだですか?」的なリプすら減っているように思います。

つまり「Riseのアップデートは当分無いな」とユーザーが諦めてしまった、と。

“好きの反対は無関心”じゃないけど、アプデを期待するリプが減ってしまったのを見ると、ちょっとこの現状はまずいんじゃないかなという気がしてなりません。公式はST2を重視し過ぎているような。

ST2を買って欲しいがためにRiseに程よく飽きてもらう(しかもRiseの1.0〜3.0分割アプデは意図的かもしれない)。この戦略に何だか釈然としない、今日この頃です。

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