合説に行ったから内定出た。
合説に行かなかったから就活失敗した。行っとけば良かった。
どちらも、結果論でしかない。
受験やスポーツなど何事においてもそうですが、「これをしておけば成功する」なんてのは所詮結果論。事後解釈でしかないのです。
あなたが合説に「行かなきゃ!」という目的を見出しているなら行くべきだし、「だりいな~」というネガティブな動機しか出ないのであれば、サボっても構わない。
就活をすることはほぼ強制的だけど、合説への参加は強制じゃないのだから。
休んで何が悪い。
3月の幕張メッセ合説。わずか一時間で帰りました。
初めての合説ですが、きっともう行かない
— こっこ (@kokokoko_saya19) 2018年3月4日
就活シーズンが開幕した3月初頭。僕は幕張メッセの行列に並んでいました。特にお目当ての企業があったわけではないのですが、その日は何も予定が無かったのでなんとなく参加したわけです。
しかし!行って後悔しました。
人多すぎ!うるさい!イライラする!
合説で何かを得るどころか、むしろストレスを抱えるばかり。堪えかねた僕は一時間で会場を後にしました。
折角メッセ周辺まで来たのだから、「海浜幕張のカフェで寛いでいこう」と思い、近くの喫茶店で数時間読書をしに行った事の方が印象に残っています。
あーあ、合説なんて行くんじゃなかった。インターンも企業訪問もたくさんしてるし、別に合説行く必要なかったよな……。
家に帰る道すがら、そんなことを考えていました。
これは結果論ですが、僕の就活において、合説に参加した意味はありませんでした。
家でグータラして英気を養っている方がずっと有意義な一日の使い方だったでしょうね。
既に就活をしているなら、合説に行く必要はない
3年の夏・秋・冬にかけてあなたが就活を既に始めているのであれば、合同説明会に「無理して」参加する必要はありません。
ここでいう就活とは、OBOG訪問・インターン参加・中小企業の選考、などなど。
インターン参加などを通じて、自分のお目当ての企業に接触しているのであれば、3月を迎えた時点で次のステージへの連絡が来ているはず。
合説に参加して体力とメンタルを消耗するのではなく、そっちにどんどん戦力を投じていって下さい。
挑発的に書きましたが、合説が全くの無駄というわけではないでしょう。
手持ちの駒数(エントリー企業数)を増やしたいという目的のもとであれば合説はうってつけですし、本当に何も予定がないなら合説参加はいい刺激にもなります。
(2019年3月追記)就活はどんどん早期化してるので、なおさら合説に行く必要はない
「今年度の内定者」という立場で採用イベントに出席していると、就活生と少し話したりすることがあります。
話していて思うのは、僕のとき以上に就活はどんどん早期化しているってこと。
1月くらいに既に内定をゲットしているのは、なんら珍しいことでもなくなってきているようです。
そういう人からすると、3月に行われる合説は、「え、今更合説行くの?」という感じに映っているのかもしれない。
むしろ、合説に参加してそこから選考フローに乗るという仕組みは、やたらと時間がかかって効率が悪い。
合説でたくさんの企業と接触しても、そこからの選考経過は面倒なんですよね。合説よりも、より企業との距離が近い採用イベントに赴いた方が得だとも言える。
合説で一社も聞かず帰宅。その代わりに……。
合説の会場内にいた一時間、僕が何をしていたのか?
見たい企業も特になかった僕は、説明を聞きに行く代わりに、とりあえず他の就活生に話しかけてみることにしました。
企業の説明会に行って数十分間拘束されるより、他の兵士の戦いぶりを聞きに行く方が役立つと思ったからです。
- インターンどのくらい行ってました?
- 大学の単位って残りどう?
- 売り手市場って聞くけど、不安ですよね~。
- 既に面接進んでたりします?
話の切り口は、いくらでもあるんですよね。
男女問わず、就活の話題なら色々な人と話が盛り上がりますよ。
「有益な情報を与えてあげなくちゃ」と意気込む必要はなくて、「不安を共有しよう」ということを僕は心がけていました。就活アドバイスをしようと思うと、上から目線に感じられることもたまーにありますからね。
ってなわけで、もしあなたが既に就活を始めているなら、「話し相手を探しに」合説に行くのは良い選択だと思います。
合説で駒を増やしすぎると、調整が苦しくなる
就活生がもっとも恐れているのは、「企業の駒が尽きること」ですよね。
あれだけ説明会・インターンに参加したのに、全てからお祈りメールを食らってしまい、また一から探し始めなければならなくなった。想像しただけでも、辛い状況です。
じゃあ、駒をゼロにしないためにはどうするか?
二つの方法があります。
- 1:駒をとにかく増やしまくる。
- 2:駒を減らさない努力をする。
あなたはどっちで行きますか?
これは僕の経験ですが、駒を増やしすぎるとろくなことがありません。というのも、思考があっちこっちに分散してしまうから。
マルチタスクにほとんどの就活生は慣れていないはずです。企業数を増やしすぎると、キャパオーバーに陥る恐れが非常に高い。
例えるならば、戦争。戦線をバカみたいに広げ過ぎて、各方面の対応に苦慮してしまう、って感じでしょうか。
戦線拡大は自分の手の付けられる範囲に留め、あれもこれもと広げすぎない。「あの企業もやらなきゃ!」と対応に追われると、最終防衛ラインすら崩されかねませんよ。
就活は、100発打ってまぐれを狙うより、弾数(企業数)を絞って挑む方が良い。
数を絞ったら、各社の準備は徹底的にやる。
あなたが合説以前に就活を始めているなら、10社エントリーでも充分かもしれません。
複数業界にまたがって就活をするならもっと多くなるかもでしょうが、30,40くらいまで伸ばすと結構辛いのではないでしょうか。ストレス的な意味で。
結論。合説に「行かないといけない」のは、こういう人
- 3月に至るまで、就活を何もしていなかった人
- インターンとかは参加してたけど、現時点で行きたい企業が全くない人
「暇だから合説行こっかな~」って人は、行かなくても大丈夫でしょう。ちゃんと就活を進めているのなら、ね。
僕のように人混みが苦手な人なら尚更で、あんなところ行ってもストレスが溜まるだけですよ。
もしくは僕がそうしたように、「就活仲間(戦友)」を探しに行くというのも有りです。
この2つを問いかけた上で、行くか行かないかの参考にしてみて下さい。
大学生は、「就活」を早い段階から意識しておくべきです。就活は情報量&早期行動がモノを言うので、準備しておきましょう。
企業側からオファーを貰える「Offerbox」や、就活情報としてうってつけな「就活ノート」を使ってみてはいかがでしょうか。