千田琢哉『孤独になれば、道は拓ける。』を読んだ感想。【書評】

  • 2019年11月4日
  • 2019年11月4日
  • 読書

こんにちは、Spicaです。

ここ数ヶ月はFEの記事ばかりになってますが、久しぶりに書評記事でも書いておこうと思います。(大学時代から読書が好きでした)

 

千田琢哉『孤独になれば、道は拓ける。』を改めて読み返しました。

 

 

『孤独になれば、道は拓ける。』の概要

著者の千田琢哉氏は、サラリーマン時代に数多くのビジネスパーソン(1万人以上!)と共に仕事をし、成果を出してきた人物です。

現在は独立し、文筆家として活動されています。

 

千田氏は、自分が成長し、成果を生み出せてきた理由を「孤独」にあると分析しています。

 

「孤独なのに寂しさを感じさせない理由は簡単だ。孤独のありがたみを心底知っているからだ」

「孤独になればなるほど、自分の思い通りの人生が創られていったのだ」

「孤独になれば、すべての道は拓ける。これは決して過言ではない」

 

なぜ、孤独が良いのか?

孤独になるとどんな良い効果が生まれるのか?

群れから出ることがなぜ大切なのか?

 

という問いについての千田氏なりの答えが、「孤独になれば、道は拓ける」には書かれています。

 

個人的に好きな箇所

僕が『孤独になれば、道は拓ける。』を初めて読んだのは、大学1年の冬です。

大学生協の書店をいつものように訪れたとき、ビジネス書に置かれていたのを半ば衝動買いしました。

 

購入してから今日に至るまで、10回くらいは読んだかもしれません。

No.1〜No.80という構成になっており、その中から特に僕が気に入っている箇所を紹介します。

 

群れる虚しさを体感するためにも……

No.10より。

千田氏「群れる虚しさを体感するためにも、とことん群れる時期があっていい。」

 

孤独のメリットを理解するには、「群れることによって失うもの」も知っておく必要がある。

だからこそ、ひたすら群れる時期があるのも悪いことではない。それがずっと続くと問題ですが。

 

大学1年のとき、僕はサークルに入っていました。いわゆるウェイ系のサークルです。

「サークルなしの大学生活なんて有り得ない」と入学前は思っていたので、入りました。

 

……正直、付き合っていくのが苦痛でした。雰囲気についていけない。それでも我慢して頑張って群れていましたが、1年間が限界だった。

 

サークルを辞めて孤独になったとき、僕は「なんて楽なんだ!」と感じたものです。

僕は「一人でいた方が気が楽」なタイプだったようです。

無理してコミュニティに身を置く必要はなかった。あの1年間があったおかげで、孤独のメリットを理解できた。

 

千田氏曰く、「私自身もそうだが、孤独を満喫している人たちの話を聞くと、それまでの人生で必ず群れていた時期があったことがわかってきた」

 

お金持ちより、時間持ちのほうが強い。

No.22より。

千田氏「どんなにお金を稼いでも、それを使って幸せになる時間が獲得できなければ、無意味なのだ。」

 

最強なのは時間持ち。

考えてみれば当然ですが、ついつい忘れがちです。

 

これは僕の考えですが、「金のあるニート」と「あくせく働いてお金持ちのサラリーマン」だったら、前者のニートのほうが強いと思うのです。

ニートって時間がいっぱいあるじゃないですか。金銭面の不安が全くないのであれば、それって最強ですよね。

 

お金を持っているサラリーマンは、仕事やら通勤やら明日の準備やらでたくさん時間を奪われているわけで。お金持ちではあっても、「時間持ち」ではない。

 

千田氏曰く、「人生の究極の選択は、寿命を削ってお金をもらうか、お金で寿命を買うかである」

 

 

飲み代より、本代。

No.31より。

千田氏「50回飲み会を断った代わりに50冊本を読めば、1年後にはもう同僚とは会話が噛み合わなくなってくるはずだ」

 

学生にしろサラリーマンにしろ、飲み会はお金がかかるもの。お金だけでなく、時間も失います。

 

飲み会で得るものもあるというけれど、僕は「どうだろう」と思う。ただうるさく騒いでいるだけだ。

飲み会は「5回に1回くらい」にしておいて、残り4回は全て自分の時間にあてたほうがずっといい気がします。

 

千田氏曰く、「同僚が飲み会に参加している間に自分だけが読書しているという満足感がこの上なく好きだった」

 

僕の場合は「飲み会の雰囲気がとにかく嫌いだった」というのもありますが、サークル・ゼミ・バイト先の飲み会を断って読書するのは最高でした。

「なんかカッコ良さそう」という理由で始めてみてもいいのです。飲み会を休んで読書しましょう。

 

孤独になると無性に本を読みたくなる

No.52より。

千田氏「大学時代に、仲間と群れているよりも孤独に読書しているほうが、ずっと成長できると気づかされたからだ。」

大学キャンパスで過ごしていると、どうしても知人と遭遇してしまう。自然と群れてしまう。

そんな中、千田氏は意識的に「孤独になる状況」を自分で作っていたという。

孤独になれる場所へ向かい、どんどん読書をした。

 

まぁ僕の場合はそもそも大学内に友達がほとんどいなかった(ほぼ、ゼミメンバーだけ)ので、「群れから抜け出して孤独になった」というよりは、「自然と孤独だった」と言ったほうがいいのかも。

 

ぼっち大学生はキャンパス内でやることがないのであれば、どんどん読書をしましょう。それしかない。

 

千田氏曰く、「無性に本を読みたくなるために、孤独になるのだ」

 

人と会う時間は、全体の1%でいい

No.60より。

千田氏「人と会う時間を全体の1%に抑えることによって、残りの99%を自分と向き合うことに集中して充実させたいということなのだ。」

大企業の経営者や有名作家ともなると、自分が望まずとも「ぜひ会いたいという人」がひっきりなしにやってくる。

自ら断っていかないと、他人とのスケジュールでいっぱいになってしまう。

 

他人と交流することによって得られるものも確かにあるけれど、「自分ひとりで思索にふけることで成長する」というのを忘れてはいけないと思うのです。

「ひとりが好きだ」という人ならなおさら、ひとりの時間を多く確保すべき。

 

千田氏曰く、「どんなに忙しくても独りの時間を確保しなければ、人は絶対に成長できない」

 

孤独になると自分が好きだったことを思い出せる

No.63より。

千田氏「好きなことは、探すのではなく思い出すものだ。」

 

独りでいると、「自分について考えること」が多くなります。

読書中もそうだし、何かニュースを見たりネットサーフィンをしている間も、「自分だったら……」とか、「これは自分に活かせるかも……」などと考えるようになる。

 

自分について思いを巡らせているうちに、本当に自分が好きだったものを思い出す瞬間がくる。

独りでいると時間がたくさんあるので、その「本当に好きだったもの」にもトライしやすい。

 

千田氏曰く、「これだ、と人生を賭けるものに出逢うのは、必ずあなたが独りでいる時間なのだ」

 

 

孤独になれば、ゴタゴタを一掃できる

No.71より。

千田氏「すべてのゴタゴタは、孤独になれば一掃できる。」

 

数年前に『嫌われる勇気』を読んだとき、「ストレスの原因は、すべて人間関係にある」的な記述を見ました。

 

僕もその通りだと思う。

人との関係が多すぎるからこそ、多方面からいらぬストレスを植えつけられてしまう。

 

内向的でストレスに敏感な人は、意識して人間関係を遠ざけていくべきだと思う。(必要最低限だけ残せばそれでいい)

 

千田氏曰く、「運がいい人は、自分から必要以上にゴタゴタに首を突っ込まない」

 

気になった箇所があれば、ぜひ読んでみてください。

 

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